「“違い”は非効率でありリスクです」
<公平性>という資質は「皆が安心できる予測可能な未来をつくりたい。そのためには誰かを特別扱いしてはならない」という強い想いにつながる才能の集まりです。人を同じように扱うだけでなく自分も他人と違ってはならないと考えることから、順序や輪を乱すことをできるだけ避け、目立たないように行動します。また他人にも和を乱さないことを求め、行動が目立つ人には批判的な目を向けることもあります。
公正で予測可能な未来をつくり、そのために皆が同じルールや基準を守るべきだと考える理由は、そのような環境でこそ人間はその能力を最大限に発揮できると信じているからです。
端的に表すとどんな人?
<公平性>を上位資質に持つ人を形容する言葉としてはもちろん「公平・平等」がわかりやすいのですが、それだけではありません。「予測可能」や「一貫している(ブレない)」、そして「協調・協働」という側面もあります。視点を変えると「属人性の排除」という表現も当てはまるかもしれません。
一方、個人の成果や努力を評価することよりも、チームの和を損なわないことを最優先しようと全員に平均的な評価を与え、個人を重視しない傾向も持ち合わせます。こうした行動により、優秀な人のモチベーションを下げてしまう可能性があります。
どのような才能の集まり?
- チーム全員にとって大切なルールや基準をブレずに維持し続けます
- 利己的な行動を何よりも嫌い、周囲と同調することに心地よさを感じます
- えこひいきがなく、仲間から強い信頼を得ることができます
- 明確なルールがあり、それが全員が遵守する環境を理想としています
- チームが守るべき、全員にとって公平なルールをすばやく定めることができます
資質の組み合わせのアイデア
自分や他者の上位資質で、組み合わせて活用することで相乗効果を発揮しそうなものを挙げています。なお、実際には資質の組み合わせに制約はありません。自分の意思と工夫で、どの資質どうしの組み合わせであっても相乗効果を得ることができます。ぜひ工夫し続け、自分の必勝パターンを見つけてください。
- <ポジティブ>との組み合わせ
- チームの和を保つことに強いやりがいを感じられるよう、メンバーを啓蒙するとともに活気を与える
- <規律性>との組み合わせ
- 皆が守るべきルールをより秩序だったものとし、未来の予測精度を高める
- <個別化>との組み合わせ
- チームとしての成果も、個人の成果もすべて漏れなく正当に評価する
より詳しい解説が必要な方は
この資質について「もっとよく知りたい」、「活用のためのヒントがほしい」という方は、まずはお問い合わせ・ご相談よりお気軽にご連絡ください。
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※「ストレングスファインダー」およびその各資質名は米国Gallup社の登録商標です
※上記記載内容は弊社の知見に基づく独自の考察であり、この資質の標準的な特性と思われるものです
※資質名は同じでも、実際に含まれる才能は人によって異なります。自分だけの才能を正確に知るにはストレングスファインダーを受験し、レポートを参照してください。