膨大なインタビュー結果の科学的分析結果にもとづく才能発見ツール
ストレングスファインダーは、世界最大級の調査会社である米国Gallup社が開発した「科学的データに基づき自分が持っている才能を可視化してくれるツール」です。
Gallup社は約40年をかけ、世界中の様々な国や人種、業種や職種において成功した約200万人に対して構造化されたインタビューを行い、そのデータの分析結果から人間には約5,000種類の才能があることを発見しました。
ストレングスファインダーを受験すると得られるアセスメントレポートには、自分が持っている才能の順位が記載されています(正確に説明すると、実際には才能をさらに34個に分類した“資質”という単位で順位付けされています)。
才能とは「もともと持っている能力」
Gallup社は、才能のことを「無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターン」と定義しています。
そしてストレングスファインダーの思想は「才能、つまり無意識に行ってしまう思考や感情、行動を意識的に活用することが、そのひとにとってもっとも効率的で合理的な能力開発や自己実現の方法となる」というものです。つまり無理をして自分に合わない方法を選ぶのではなく、もともと持っている才能を活用することこそが最善だという考え方なのです。
“強み”とはそのひとを際立たせるもの
同じく“強み”は「特定の作業において、ポジティブな結果を、一貫してほぼ完璧に生み出す能力」と定義されます。もっとわかりやすく表現すると「どんなときでも良い結果に結びつく、自分の行動や考え方のパターン」ということになるでしょう。
強みは才能から生まれます。人が生まれ持っている才能を、繰り返し使っていきながら良い結果を生む使い方を見つけられたときに“強み”という武器になるのです。Gallup社は、この考え方を「強み = 才能 × 投資」と表現しています。投資とは、その才能を磨き上げるために費やす訓練/スキル開発/知識構築にかける時間を指します。
別の視点で捉えると、才能は誰にでもあるけれどそれを磨き上げる手間と時間をかけなければ“強み”にはならないということです。しかし、才能が“強み”の域に達すると、それはそのひとをポジティブに際立たせる強力な武器になるのです。
レッテル貼りをしない。だから厳しいけれど、そこには真実がある
そのひとがもともと持っている才能を活用することこそが最善の能力開発・自己実現の方法だと位置付けていることから、ストレングスファインダーは特定の仕事への向き・不向きなどの「レッテル貼り」をしません(行動レベルでのパーソナライズされたアドバイスを提供してくれます)。自分は何に取り組めば最高のパフォーマンスを発揮できるか、才能を具体的にどのように育て、そして活用するかなど、具体的な選択はすべて本人に委ねられます。この点が他の多くの適性診断ツールと決定的に異なります。
「適性診断を受けたらスッキリして終わり」ではなく「適性診断を受けることで、才能を人生全般で活用するための長い旅がようやく始まる」。ストレングスファインダーはひとを甘やかしてはくれないけれど、その代わり自分を深く探求することを可能にしてくれるパワフルな存在です。
有効活用するためのストレングスコーチング
そしてストレングスファインダーを有効に活用するためにストレングスコーチングというものが存在し、その担い手がGallup社認定ストレングスコーチです。弊社は全員が正規ストレングスコーチ資格を保有しています。