Hogan Assessments®︎とは

ビジネスユースに特化した、実績豊富なパーソナリティ診断ツール

Hogan Assessmentsは、30年以上の実績を持つ人材アセスメント・テスト会社である米国Hogan Assessment Systems社が開発した、その人の価値観・通常時の行動傾向・プレッシャー(高ストレス)下の行動傾向を科学的に診断するパーソナリティ診断ツールです。
フォーチュン500企業の約75%が利用し、世界で約1,000万人のビジネスパースンが受験するなど豊富な活用実績があります。


転載元:Hogan Assessment Systems社資料

テスト開発の元データとなった母集団はビジネスパーソンのみで構成されており、ビジネスユース目的に開発されました。レポートは3種類(動機・価値観・通常時のパーソナリティ・高ストレス下の行動傾向)提供され、コーチングなどを通じてそれらレポート内容の関連性についての気付きを得ることにより、ビジネスリーダーとして成功するための戦略的な振る舞いや能力開発を支援します。

パーソナリティとは

「パーソナリティ」は一般的には「性格」と訳されますが、似たような意味を持つ概念として「キャラクター」があります。この2つを比較することでパーソナリティについて理解しやすくなります。

パーソナリティは
・「その人らしさ」や「人柄」といった、その人特有の一貫した行動傾向の背景にある「人格・性格」といわれるもの
・その人の生育環境、親の躾の仕方、出会う人、知識や経験によって形成され、変化していくとされる

そしてキャラクターは
・「生得的な性格」(先天的にもっている気質・性質)のこと
・個人の「核」となるものであり、一生変わることはないとされる

つまりパーソナリティとは人の行動を決定する源泉であり、容易に変化するものではないけれど、その人の経験の積み重ねやその時の環境からの影響などにより「ある程度変化する」ものと言えます。

特徴

特に伝えたいHogan Assessmentsの特徴は3つあります。「3種類のレポートによる多角的なパーソナリティ分析」と「人を型に嵌めない特性論アプローチ」、そして「高ストレス下での行動傾向を予測できる」ことです。

3種類のレポートによる多角的なパーソナリティ分析

「価値観」・「普段(通常時)の行動傾向」・「高ストレス下での行動傾向」の3つの視点で分析レポートを提供します。それぞれのレポートは7〜11の項目別に行動傾向がスコアリングされており、それらを複合的に分析することにより深い自己洞察を可能にします。

さらに特徴的なことは行動傾向が「他者視点での評価」であることです。テストは自分自身の手により1回受験するだけですが、膨大な元データの科学的な分析によってバーチャルに「自分の行動は他者からどのように受け取られているか」を可視化することを可能にしました。

人を型に嵌めない特性論アプローチ

適性検査ツールには大きく分けて「類型論(タイプ論)」と「特性論」の2つのアプローチがあります。

類型論にもとづくもので有名なのがMBTIで、検査結果は例えば「あなたは外交的でリーダータイプです」のように型に嵌めた内容となります。つまり、あらかじめ決めておいたタイプに分類することにより分析情報の意味付けまで行ってくれるのが類型論アプローチと言えます。

一方、特性論にもとづく検査ツールの結果は、あくまでも例えですが「あなたは内交的資質よりも外向的資質の方がやや多く、リーダーの資質は平均以上ですがフォロワーとしての資質も平均的に持っています」のように客観的な分析情報を提供してくれるだけです。「分析結果の意味は自分で考える」ことが前提となっているのが特性論アプローチということになります。ちなみにストレングスファインダーもこちらにカテゴライズされます。

これはどちらが良いというものではありません。類型論アプローチは、手っ取り早く適性を判定できる、多人数の適正判定が楽にできるというメリットがあります。特性論アプローチは時間も手間もかかりますが深い自己理解や可能性の探究が期待できるメリットがあります。

Hogan Assessmentsは類型論にもとづくものです。レポートの情報量が多く、簡単に解釈できるものではありません。しかしその手間がかかる分、とても有用な情報を提供してくれるものです。弊社はコーチングやカウンセリングと併用することを強く推奨しています。

高ストレス下での行動傾向を予測できる

開発元のHogan Assessment Systems社は「高ストレス下での人の行動を予測できる唯一のツール」だとしています。
例えば高潔な価値観を持ち、普段は責任ある行動や謙虚な発言をしている人であっても、高ストレス・高プレッシャーな状況になると自分の振る舞いを制御できなくなることでしょう。その「自分を制御できなくなった時」の行動傾向をあらかじめ知っておくことで、初めて対処が可能となります。

言動が組織の命運を左右する経営層やリーダー・マネジャーにぜひ把握しておいていただきたい情報です。

認定コーチによる活用支援

上述のとおりHogan Assessmentsはビジネスリーダーをパワフルに支援してくれます。その一方で容易に解釈できるものではないため、正式なトレーニングを受けた認定コーチの支援を受けることが効果的活用の近道となります。
ご興味をお持ちの方は認定コーチを有する弊社にぜひお問合せください。