<着想>(“ideation”®︎)の解説

「悩む必要はありません。方法なんていくらでもあるはずです」

<着想>という資質は「物事の因果関係や構造について思いを馳せ、そこに自分なりの新しい発見を得ることに喜びを感じる」という欲求につながる才能の集まりです。世間で常識と信じられていることや、他人があまり考えないようなことに深く着目し、「そうである理由」や「そうではないかもしれない可能性」を探求します。

新たな発見をするということは、まだ見ぬ真実や可能性に近づけるかもしれないということです。新たな発見がなければ同じような日常が続くこととなり、<着想>の持ち主はそれに耐えることができません。だから「今日とは違う明日」を創るために考え続け、それにより活力を得るのです。

端的に表すとどんな人?

<着想>を上位資質に持つ人を形容する言葉として「独創的」や「予想外」、「直感的」などが挙げられます。「パラダイムシフト」も当てはまりそうです。抽象的な捉え方をすると「帰納的思考に優れた」という表現もできます。

一方で次から次へと発想が生まれ、それを言葉にする前にまた次の発想が生まれることもあるため、発言の意図や文脈が他人から理解されないことも少なくありません。やや皮肉をこめて「斜め上」と言われてしまうこともあります。「飽きっぽい」ことを自覚している人もいるかもしれません。ビジネスの場面で<着想>を暴走させるとしばらく前と今で発言の趣旨が異なっていることもあるため、「朝令暮改」、「思いつき」と思われてしまうおそれもあります。

どのような才能の集まり?

  • 新しい仕組み、新しい解釈、新しい価値などこれまで存在しなかったものを創りあげることで活力を得ます
  • ルーチンワークには価値を見出しません
  • 「常識」や「普通」と考えられているものを鵜呑みにしません
  • 表面的な知識や理解では満足しません。つい「なぜそうなっているんだろう?」と考えます

資質の組み合わせのアイデア

自分や他者の上位資質で、組み合わせて活用することで相乗効果を発揮しそうなものを挙げています。なお、実際には資質の組み合わせに制約はありません。自分の意思と工夫で、どの資質どうしの組み合わせであっても相乗効果を得ることができます。ぜひ工夫し続け、自分の必勝パターンを見つけてください。

  • <個別化>との組み合わせ
    • あの人ならこう考えるかもしれない、だから私は別の視点から考えよう
    • 普通の意見なんて言いたくない。価値ある発言をするためにも正しい知識を手に入れよう
  • <自我>との組み合わせ
    • もっと自分の価値を認めてもらうために、誰も考えつかないようなアイデアを創り出そう
  • <内省>との組み合わせ
    • 静かで落ち着けるところで、納得できるアイデアが浮かぶまで一人で徹底的に考え続ける

より詳しい解説が必要な方は

この資質について「もっとよく知りたい」、「活用のためのヒントがほしい」という方は、まずはお問い合わせ・ご相談よりお気軽にご連絡ください。

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※「ストレングスファインダー」およびその各資質名は米国Gallup社の登録商標です
※上記記載内容は弊社の知見に基づく独自の考察であり、この資質の標準的な特性と思われるものです
※資質名は同じでも、実際に含まれる才能は人によって異なります。自分だけの才能を正確に知るにはストレングスファインダーを受験し、レポートを参照してください。