<分析思考>(“Analytical”)®︎の解説

「私は、気づいたら考えこんでいるんです。もっと考えるべきことがあるのでは?と」

<分析思考>という資質は「とにかく考え抜く」ことにつながる才能の集まりです。目の前に提示された情報を鵜呑みにせず、真実が知りたい、もっと良い答えがあるかもしれない、という思いにより深い思考に没入します。納得できる答えを導き出すまでは周囲が目に入らず、口を開かないこともあります。

分析したいという衝動は沈思黙考というかたちだけで表現されるとは限りません。相手の意見や主張についてエビデンスを求めたり、別の可能性を提示することもあります。これらの行動は全て真実を明らかにするためなのですが、その真意がつたわらなければ頑固で常に批判的なひとだと思われがちです。

端的に表すとどんな人?

<分析思考>を上位資質に持つ人を形容する言葉として「冷静な」や「探求的な」、そして「動じない」などが挙げられます。クリティカルシンキングが得意だという表現もふさわしいでしょう。

一方人間関係においては、すぐに他人の意見や考えを受け入れないところから「頑固な」や「人間味が薄い」と見られることもあるかもしれません。

どのような才能の集まり?

  • 主張や結論の根拠となる理論の強固さを追求します
  • 客観的に物事を見つめます
  • データの中からパターンを見つけ出すことができます
  • 一歩一歩疑問を解き明かしながら真実に近づいていきます

資質の組み合わせのアイデア

自分や他者の上位資質で、組み合わせて活用することで相乗効果を発揮しそうなものを挙げています。なお、実際には資質の組み合わせに制約はありません。自分の意思と工夫で、どの資質どうしの組み合わせであっても相乗効果を得ることができます。ぜひ工夫し続け、自分の必勝パターンを見つけてください。

  • <競争性>との組み合わせ
    • 成功に満足することなくその要因を考え続け、次の成功につなげる
  • <慎重さ>との組み合わせ
    • リスクを回避するためにできる限りの調査を行い、主観で判断しないように定量的に評価する
  • <責任感>との組み合わせ
    • 誠実であるために、真実を追求する

より詳しい解説が必要な方は

この資質について「もっとよく知りたい」、「活用のためのヒントがほしい」という方は、まずはお問い合わせ・ご相談よりお気軽にご連絡ください。

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※「ストレングスファインダー」およびその各資質名は米国Gallup社の登録商標です
※上記記載内容は弊社の知見に基づく独自の考察であり、この資質の標準的な特性と思われるものです
※資質名は同じでも、実際に含まれる才能は人によって異なります。自分だけの才能を正確に知るにはストレングスファインダーを受験し、レポートを参照してください。