<慎重さ>下位の実例 – 自分が良いものは相手にも良いに決まってるでしょ?…え?! –

私の知人に数人<慎重さ>が最下位の方がいます。

<慎重さ>は、当Webサイトの投稿にまとめてありますが、

  • 真面目で手を抜かない。「そうではない」可能性がないかを探求する。
  • 信頼を損なわないか?という視点を大切にする。

と言った特徴を持ちます。

この<慎重さ>が下位資質であること、つまり自分にとって「自然なことではない」ことが、実際にどのような影響を与えているのかを考察してみました。皆様の<慎重さ>の理解のご参考となれば幸いです。

とにかく「まっすぐ」

私が観察した限りではありますが、<慎重さ>が下位の方は「自分が良いと思うものは良い。他の人にとっても良い」ことを疑わない傾向が強いです。私の<慎重さ>は6位で上位なので、逆に相手がどう思うかがとても気になり行動に移せないことがとても多いのですが、下位の方は行動に躊躇が無いように感じます。

結果として<慎重さ>が下位の方は以下のような特徴があるようです。

  • 他者を信じやすい。同じ理由で、他者が自分と異なる気持ちである可能性を考慮しない。
  • 簡単に新しいことに取り組むことができる。「できない可能性」のことはほとんど考えず動けるので、行動力があるように見える。
  • 付き合いが浅い人であっても信頼することができる。その一方でその人間関係のケアやメンテナンスに関心がないため、集まってくる人も多いが去っていく人も多い。去っていく人には「裏切られた」という意識を植え付けてしまうこともある。
  • 計画を立てることが苦手。とにかく「始める」ことが好き。

これはあくまでも私の経験に基づく主観ですし、そもそも資質・才能に優劣はありません。<慎重さ>が下位の人が全て上記のような特徴を持っているわけでもありません。
しかし下位資質はその人にとって「自然ではない」ことなので、「その資質が下位であることが自分にどのように作用しているか」に気付くことは困難です。ですので、もしも人間関係がうまくいかないときや仕事で行き詰まった感覚を持っているときは、自分の下位資質に目を向けてみるのも一つの手です。


才能は誰にでもあり、しかしすべての人の才能は異なります。人によって自然にできることがある一方、習熟することが難しく向いていないこともあります。大切なことは、そのような自分の才能を知り、他者と相互にそれを伝え合った上で最適なパートナーシップのかたちを見出すことです。
「組織の中で無理なく、自分らしく働きたい」
「チームメンバー全員が能力を十分に発揮できるようにしたい」
「自律的にリーダーシップを発揮してくれるチームをつくりたい」
少しでもこのようなご関心をお持ちいただけたら、お問い合わせ・ご相談よりお気軽にご相談ください。