「これをやり遂げることが、いまの私の全てです」
<目標志向>という資質は「常に目標を必要とし、そしてその目標達成に全力で取り組む」ことに関連する才能の集まりです。目標をやり遂げるために活動することで満ち足りますが、目標がない状態だと精神的な安定が得られません。
目標を達成することを最重視し、行動の優先順位にもそれが適用されます。目標達成につながる行動であるかどうかが選択基準であり、余計なことをしません。
端的に表すとどんな人?
<目標志向>を上位資質に持つ人を形容する言葉として「合理的」や「明確な判断基準」、そして「即断即決」などが挙げられます。「ブレない人」という表現も適切でしょう。
一方人間関係においては、ゴールにばかり目を向けており、余計なことには関心を示さないことから「用件人間」や「余裕がない」と見られてしまうおそれもあります。
どのような才能の集まり?
- 常に「何のために」を意識して行動します
- 何ができていて、何ができていないかを正確に把握しています
- 想定外のことでチームに一時的な混乱が生じても、すぐに目標に向かって進み続けるための体制を作り上げます
- 行動の選択に迷いません。基準が明確だからです
活躍する場面は?
- 複雑な仕事やチームをゴールに導く役割。プロジェクトマネジャー
- 新たなビジョンや目標を創り出し、その工程を具体化する役割
- 業務のバックログが発生しがちなチームのリーダー。対処の優先順位について明確かつ客観的な判断ができる
- 議論の道筋を逸らさずディスカッションをコントロールする役割。会議などのファシリテーター
おすすめのアクション
- 自分やチームの目標について、機会があるごとに周囲に話すようにしましょう。必要な支援が得られやすくなります。
- 誰かの指示や判断を仰ぐのではなく、裁量の範囲が大きい仕事に就きましょう。その方が目標を達成するための最適な行動を自由に採ることができます。
- 目標を達成するうえで最短が最善とは限らないことを理解しましょう。時には想定外の事態や、回り道することから得られるメリットや気付きもあります。
- ワークライフバランスのために仕事だけではなく私生活の目標も立てましょう。
資質の組み合わせのアイデア
自分や他者の上位資質で、組み合わせて活用することで相乗効果を発揮しそうなものを挙げています。なお、実際には資質の組み合わせに制約はありません。自分の意思と工夫で、どの資質どうしの組み合わせであっても相乗効果を得ることができます。ぜひ工夫し続け、自分の必勝パターンを見つけてください。
- <達成欲>との組み合わせ
- 要件どおりにやり遂げるために、常にできることを全力で行う
- <収集心>との組み合わせ
- 目標達成の障害となりそうな予兆を観察し続ける
- 目標達成に寄与してくれる人材を増やす
- <自我>との組み合わせ
- 成功したときに得られるであろう称賛を思い描きながら、自分が立てた計画を信じて推進する
※ストレングスファインダーおよびその各資質名は米国Gallup社の登録商標です
※上記記載内容は弊社の知見に基づく独自の考察であり、この資質の標準的な特性と思われるものです
※資質名は同じでも、実際に含まれる才能は人によって異なります。自分だけの才能を正確に知るにはストレングスファインダーを受験し、レポートを参照してください。