<慎重さ>(“Deliberative”)の特徴

「自分が見ているものが真実とは限りません。むしろそうでないことの方が多いんです」

<慎重さ>という資質は「簡単には他人を受け入れず、自己開示もしない。用心深くなければ居場所を失うかもしれない」という強い想いが行動の原点となる才能の集まりです。目に入ってくるものや簡単に手に入る情報、日の浅い人間関係を鵜呑みにせず、そこには裏がありリスクが潜んでいると考えます。

ネガティブなわけではありません。思い込みで行動してはいけない、一つひとつ確認しなければいけないと考えているだけであり、実際に問題や課題にはコツコツと取り組み一歩ずつ成功に近づいていきます。このような特性から劇的な成果やイノベーションとは縁遠いかもしれませんが、その確実性や安心感から強い信頼を得られることも多いでしょう。

端的に表すとどんな人?

<慎重さ>を上位資質に持つ人を形容する言葉として「真面目な」や「保守的」、そして「観察眼のある」などが挙げられます。視点を上げて捉えてみると「信頼できる」という表現も当てはまるかもしれません。

一方でなかなか周囲と打ち解けなかったり、明確な判断を嫌う傾向があることから「愛想笑い」や「自信がない」と思われてしまう可能性もあります。

どのような才能の集まり?

  • 自分の感情をあまり表に出しません。自分から積極的に周囲に関与することも苦手です
  • リスク察知能力に優れており、大きな失敗をほとんどしません
  • 人前に出ず、目立たないように過ごすことを好み、その方が生産性が高まります
  • ルールや慣習を大切にし、軽い気持ちで変更することはありません

活躍する場面は?

  • 品質検査や工程の最終段階など、重要な判断を行う役割
  • ダブルチェックを必要とするような、精密さや正確さが要求される仕事
  • 納得できるよう、できるだけ多くの時間をかけることが許される仕事

おすすめのアクション

  • 用心深くてエビデンスを求めようとする性格に自信を持ちましょう。望ましい結果を得るためにそれは必要なことです。その代わり自分の用心深さの理由について積極的に周囲に伝え、理解を得るようにしましょう。
  • 仕事でも私生活でも、できるだけリスクに備えて対策を行っておきましょう。例えその対策が実行されることがなくても、準備しておいたという事実が自分に自信を与えてくれます。
  • 考えたことや発見したこと、対応済みであることなどは可視化しておき、2度3度と同じことに取り組んで時間と手間を無駄にすることがないようにしておきましょう
  • 計画を細かいステップで区切り、期限までに成果を出した上で次のステップに進めるように工夫しましょう。これにより慎重さのせいで作業の進捗を止めてしまい、スケジュールに遅れを生じさせるリスクを軽減させることができます。

資質の組み合わせのアイデア

自分や他者の上位資質で、組み合わせて活用することで相乗効果を発揮しそうなものを挙げています。なお、実際には資質の組み合わせに制約はありません。自分の意思と工夫で、どの資質どうしの組み合わせであっても相乗効果を得ることができます。ぜひ工夫し続け、自分の必勝パターンを見つけてください。

  • <ポジティブ or 未来志向>との組み合わせ
    • 立ち止まって考え、来た道を振り返ってみることは、より明るい未来をつくり上げることにつながる
  • <自己確信 or 指令性>との組み合わせ
    • 必要なときには即決することも、熟考することもできる
    • 判断は即座に行い、実行は慎重に進める
  • <信念>との組み合わせ
    • 仲間や家族を守るために、誰から何と言われようとリスクを避けることを最優先する

※ストレングスファインダーおよびその各資質名は米国Gallup社の登録商標です
※上記記載内容は弊社の知見に基づく独自の考察であり、この資質の標準的な特性と思われるものです
※資質名は同じでも、実際に含まれる才能は人によって異なります。自分だけの才能を正確に知るにはストレングスファインダーを受験し、レポートを参照してください。