<共感性>(“Empathy”)の特徴

「あなたは怒っているように見えるけど、本当は哀しんでいるんですね」

<共感性>という資質は「相手の気持ちを推しはかることができ、その気持ちを適切に表現できる」という才能の集まりです。同調でも同情でもなく、自分自身の感情のバイアスをかけずに相手の気持ちをただ「理解」します。

※一般的に「共感」は相手の考えや気持ちに同意するという意味で使われますが、心理学上はこれは「同調」や「同感」と表現されます。

相手の気持ちを理解するだけでなく、それを表現するための適切な言葉を見つけることも得意です。相手自身にもよくわからない整理しきれていない想いを言葉にしてあげることにより、その感情の本質を明らかにして自己理解を深める手助けをすることができます。

端的に表すとどんな人?

<共感性>を上位資質に持つ人を形容する言葉として「親身な」や「直観的」、そして「表現力豊かな」などが挙げられます。「聴き上手」とも言えます。

一方人間関係においては、いちいち確認しなくても相手の考えていることが把握できると考えていることから「決めつけが多い」や「相手の話を聞かない」人だと見られてしまうおそれもあります。

どのような才能の集まり?

  • 相手の言葉や行動の背後にある真意を見抜くことができます
  • 語彙が豊富で、相手や状況に応じた言葉を選ぶことができます
  • 気持ちを深く理解することができるため、相手から強い信頼を得るとともに安心感を持ってもらうことができます
  • 相手が自分の想いを自由に表現する手助けをすることが得意です

活躍する場面は?

  • 人の悩みや願いを聴き、その本質を明らかにして解決に導く仕事
  • 想いは強いけれどうまく表現できない人びとを代弁する仕事
  • 相手と深い信頼関係を構築することが業務の重要な一部である仕事
  • 多様な価値観を持つメンバーで構成されるチームのリーダー

おすすめのアクション

  • 積極的に相手の話を聴き、相手の気持ちを伝え返す訓練を積みましょう。それにより共感のレベルが高まるだけでなく、周囲との信頼関係も強くなります。
  • 共感することの大切さを周囲に説明しましょう。皆が同じレベルで共感できるようになるわけではありませんが、相手の視点で考えることは誰にとっても有益です。
  • 共感しているのか、同調しているのかを明確にしましょう。何事にも同調してくれると受け取られてしまうと主体性がないと思われたり、後々にトラブルを招くリスクが高くなります。
  • 共感は精神的エネルギーを消費します。定期的に自分のことだけを考えてリラックスする時間を設けましょう。

資質の組み合わせのアイデア

自分や他者の上位資質で、組み合わせて活用することで相乗効果を発揮しそうなものを挙げています。なお、実際には資質の組み合わせに制約はありません。自分の意思と工夫で、どの資質どうしの組み合わせであっても相乗効果を得ることができます。ぜひ工夫し続け、自分の必勝パターンを見つけてください。

  • <コミュニケーション>との組み合わせ
    • 広く伝えるべき大切な想いや価値観を発見し、それに適切な表現を与えて情報発信する
  • <適応性>との組み合わせ
    • 相手の悩みを徹底的に聴いたあとは、現実的な対処に目を向けさせる
  • <指令性>との組み合わせ
    • 相手の願いや真意を正確に把握し、それを踏まえて適切に指示する

※ストレングスファインダーおよびその各資質名は米国Gallup社の登録商標です
※上記記載内容は弊社の知見に基づく独自の考察であり、この資質の標準的な特性と思われるものです
※資質名は同じでも、実際に含まれる才能は人によって異なります。自分だけの才能を正確に知るにはストレングスファインダーを受験し、レポートを参照してください。